ブログメイン

HOME > ブログ > 2020年9月定期掲載

2020年9月定期掲載  リハビリ機器の研修会

 こんにちは、茨城リハビリテーション病院、リハビリテーション部です。
本邦においてもCOVID-19が猖獗を極めていますが、リハビリを必要とする患者さんは日々入院されて来ますので、リハビリの質を高めるために研鑽を積むことは続けていかなくてはなりません。

 さて、今回は企業さんに来院して頂き、最新リハビリ機器の導入に向けた研修会を行ったので、その内容をテーマにしたいと思います。
今月(2020年8月)は、2社からお越しいただき、研修会を実施しました。

 3密を避けるため、参加者は少人数に絞ることになりましたが、『患者さんが少しでも良くなるようなリハビリ病院にしたい!』 という強い想いを持った吉田副院長が積極的に参加して下さり、活発な意見交換ができました。


🏥神経筋電気刺激装置
皮膚に電極を貼り、筋肉に電気刺激を与え、麻痺して動きの悪くなった筋肉の働きを活発にすることを期待する装置です。
いざ試してみると、筋肉が強制的に収縮する事が実感できます。強くすると痛いですね…。

ただし、電極を貼る位置や電気刺激の強さ調整は結構難しく、技術と慣れが必要だと感じました。機器は手のひらサイズで、病院中ならどこにでも持ち運んで使えそうです。



🏥歩行神経筋刺激装置
主に歩行中に使う機器です。人は、歩くときにつま先が地面にひっかからないように無意識につま先をあげていますが、加齢や脳卒中(脳梗塞など)などの病気によって、 つま先が地面にひっかかりつまずいたりしてしまうことがあります(下垂足・尖足(せんそく)といいます)。

足を出す時にタイミングよく電気でスネの部分を刺激して、安全に歩く練習ができるように支援する装置です。
実際に足に着けてみると、足首の動きを助けてくれることが実感できました。
やはりこちらもセッティングにはコツが必要で、使用するには技術と慣れが必要と感じました。



 どちらのリハビリ機器も、当院に多く入院されている疾患(脳卒中、骨折、神経難病など)の方には使用できるとのことで、少しでも手足の動きの改善に役に立てたらなと感じました。

今回は、10名弱のリハビリスタッフが参加をして研修を実施しました。このような装置を取り入れることで、患者様に提供できるアプローチの幅が広がることを実感しました。
今後は、上肢訓練用のロボット療法の研修も予定しており、最新機器を用いたリハビリテーションの研修を継続してきたいと考えています。

現在のリハビリテーションのトレンドを押さえつつ、地域の方や入院患者様により質の高いリハビリテーションを提供できるよう、病院全体で研鑽をして取り組んでいきたいと思っています。😌


執筆 2020年9月1日  茨城リハビリテーション病院  リハビリテーション部  嶋田 隆一・岡田 巧也